進研ゼミの「チャレンジタッチ」の受講を検討されている方のために、料金や内容についてまとめてみました。
他の教材との比較、お子さんの学習スタイルに合っているかどうか、コストはどれくらいかかるのか、そのような疑問を解消して教材選びの材料の一つにしてくださいね。
※この記事の内容は2023年4月現在の情報です。
※記事内の金額は、消費税10%・税込みで記載しています。
進研ゼミチャレンジタッチとは?
「チャレンジタッチのCMならみたことがある」
「タブレットを使って勉強するアレでしょ・・・」
でも、「チャレンジタッチで何ができるの?」「教材の内容までは詳しくは知らない」という方も多いはず。
そんな方のために「チャレンジタッチ」の概要や口コミなどを簡単にまとめてみました。
進研ゼミ「チャレンジタッチ」の概要
進研ゼミ小学講座には、「オリジナルスタイル」と「チャレンジタッチ」の2つの学習スタイルがあります。
それらを簡単に比較するとこんな感じになります。
→ 教材はテキストを使用。筆記用具で書き込む従来の学習スタイル
●チャレンジタッチ
→ 専用タブレット端末を用いたデジタル学習スタイル
進研ゼミの小学講座では、この2つから自分に合った方、もしくは両方の教材を受講できます。
とはいえ、「そもそもチャレンジタッチは何ができるの?」と思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで、簡単にですが「チャレンジタッチ」でできることをピックアップすると、
- 教材は「専用のタブレット」に毎月配信!
- 無理のなく取り組める学習量
- アニメーションを使った解説で直感的にわかりやすい
- 英語やプログラミング・思考力など新しい指導要領にも対応!
- 自動採点と「とき直し」で学力の定着をしっかりとサポートしてくれる
- 学習アプリで反復学習やふりかえりも楽しく勉強できる
- 教科ごとに学習量(標準・挑戦コース)の設定ができる(追加料金なし)
- 漢字の書き順・字形もチェックできる
- (小学3年生~)赤ペン先生の指導で記述力を伸ばせる
- 漢字・計算・英語に特化したアプリで学年を超えた学びにも対応
- 学力診断で苦手発見と克服!
- 電子図書が利用できる
- 学習した内容をメールでお知らせしてくれる
など。タブレットだからこそできる学習法となっています。
特に、繰り上がりの計算や立体図形といったつまずきやすい単元も、動画を使い考え方のコツや要点を説明してくれるため、イメージしやすいと好評です。
また、プリント学習などやる気も起きにくい計算や漢字練習もタブレットなら、ゲーム感覚でわくわく取り組めるメリットも。
こうした学び方は、「学習習慣」を身に付けたいというお子さまにもオススメな教材なのです。
チャレンジタッチを受講するにはインターネット(無線LAN)が必要
チャレンジタッチの受講には無線LAN環境が必須です。
無線LANとは、パソコン・スマートフォン・タブレット・ゲーム機などの機器を「ワイヤレス」でインターネットに接続する技術です。
ただし、自宅で無線LANを利用するためには、Wi-Fiルーターという機器(上記写真のような機器)の設置が必要です。
インターネットはつながっているけど、無線LANの環境ではない…という方は、進研ゼミ申込者限定価格でWi-Fiルーターを購入することもできますよ。
チャレンジタッチの料金は?
それでは次に、気になるチャレンジタッチの受講費用について見ていきましょう。
専用タブレットの料金は?
チャレンジタッチを受講するには、外部のインターネットに接続できない学習専用のタブレット「チャレンジパッド」が必要です。
初めてチャレンジタッチを受講する方には、初回教材や案内とともに「チャレンジパッド」が届きます。
チャレンジタッチのタブレット代金は?完全無料にできる方法とは!
チャレンジタッチの専用タブレットの定価は機種により異なります。
「チャレンジパッド2」「チャレンジパッド3」「チャレンジパッドNeo」の定価は19,800円(税込) となっています。
「チャレンジパッドNext」の定価は39,800円(税込) となっています。
ただし、6ヶ月間継続して「チャレンジタッチ」を利用すると、チャレンジパッドの代金は無料となります。
【参考】
以下の条件が当てはまる場合には別途学習専用タブレット代金として8,300円(税込)が別途請求されますのでご注意ください。
・6ヶ月未満で退会した場合
・6ヶ月未満でタブレットからオリジナル(紙媒体)へ学習スタイルを変更した場合
以前にチャレンジタッチを受講したことがある方、つまり手元にチャレンジパッドがある方は、再入会した際には改めて新しい端末はもらえないのでご注意ください。
破損に備えるならサポートサービスへの加入が必要
チャレンジパッドは、小学生の使用を想定しているとはいえ精密機械です。
だから、どれだけ注意していても、タブレットの液晶画面を踏み割ってしまったり、床に落下させてしまったり、お水をこぼしてしまったりするかもしれません。
雑に扱って壊したらどうしようと、心配になる方も多いです。
そんなもしもの破損や故障を保証してくれるのが「チャレンジパッドサポートサービス」。
年間1,860円(※)で、自己破損だけでなく、本体の保証期間が過ぎた2年目以降の機器の(自然な)故障にも安価で新品のタブレットに交換可能です。
たとえば有償保証サービスに非加入の場合、
故障・破損時の新品の専用タブレットと交換するには19,800円かかります。
それがサポートサービスに加入していれば、もしもの時の新品タブレットとの交換価格は5,160円(サポートサービ料金1,860円(※)+タブレット交換費3,300円)と14,640円も安く交換できるのです。
ただし、サポートサービスが申し込めるのはタブレット到着前だけ。受講途中での申込はできません。
大切に使うのが何よりですが、不慮の事故や自然破損の可能性も考えると、月々150円ほどと費用で保証が付くため、安心できるサービスですよね。
※12カ月契約の場合。1カ月、6カ月ごとの契約も申し込み可能です。
受講費用は?
進研ゼミは入会や退会に関する費用、教材の送料などは一切かかりません。
受講費用は学年によって異なり、学年が上がるほど受講料もアップしていきます。
今回はチャレンジタッチ小学講座の受講費「2023年の最新版」を一覧表にしてみました。
これから入会しようと考えている皆さんは是非参考にしてくださいね。
なお、下記の受講費には支払手数料や添削課題の送料、インターネット接続料などは含まれないのでご注意ください。
チャレンジタッチ小学1年生~6年生までの受講費
12カ月一括払い | 6カ月一括払い | 月々払い | |
小学1年生 | 3,250円/月 お支払合計:39,000円 |
3,610円/月 お支払合計:21,660円 |
4,020円/月 |
小学2年生 | 3,490円/月 お支払合計:39,380円 |
3,890円/月 お支払合計:20,840円 |
4,320円/月 |
小学3年生 | 4,460円/月 お支払合計:51,020円 |
5,000円/月 お支払合計:27,500円 |
5,320円/月 |
小学4年生 | 4,980円/月 お支払合計:57,260円 |
5,370円/月 お支払合計:29,720円 |
5,590円/月 |
小学5年生 | 5,980円/月 お支払合計:69,260円 |
6,460円/月 お支払合計:36,260円 |
6,710円/月 |
小学6年生 | 6,370円/月 お支払合計:73,940円 |
6,880円/月 お支払合計:38,780円 |
7,150円/月 |
上記の料金表を見ると、塾や教室に通うよりも月々の負担は少なくて済むケースが多そうな料金設定となっています。
また、塾ではよくある長期休暇の講習会やテスト費用などの追加費用もないので、今後の教育費の目安も計算しやすいのもメリットではないでしょうか。
また、チャレンジタッチの料金には以下がすべて含まれています。
・赤ペン先生の添削指導
・オンラインライブ授業の講師指導
・全国規模の診断テスト
・プログラミング
・電子書籍約1,000冊
・漢字検定、英検対策
・タブレット料金
これだけのオプションを追加費用0円ですべて利用できるのはチャレンジタッチだけ!
支払方法は12カ月一括がお得!
チャレンジタッチでは、「毎月払い」「6カ月一括」「12カ月一括」の3つの支払方法が選べます。
12カ月一括で前払いするのが、総額で一番お得になることが一覧表からもわかりますね。
学習の進め方・スタイルについて
それでは、チャレンジタッチでどのようにして学習を進めていくのかを見ていきましょう!
具体的には、
- タブレット以外の教材はどんなものがあるのか?
- チャレンジから「チャレンジタッチ」への変更は可能?
この2点について紹介します。
チャレンジタッチはタブレットだけ?教材はどんなもの?
チャレンジタッチはタブレットを中心とした学習スタイルですが、タブレット以外の教材が一切ないというわけではありません。
タブレットを使うデジタル教材のほかに、以下のような教材が届きます。
- 赤ペン先生による添削課題(※1)
- 長期休暇に実施される実力診断テスト(※2)
- 漢字辞典
- 実験・観察系の教材
- ひらがな・かたかな・漢字・九九などのポスター
- 学校のテストに対応した予想問題集(※3)
- 思考力を伸ばす教材
※1:小学1・2年生は年に3回、郵送での提出となります。
小学3年生以上は、赤ペン先生の課題は年10回でタブレットでの提出となります。
※2:小学1年生は12・3月号の年2回。そのほかの学年は8・12・3月号の年3回実施。
※3:小学3年生までは冊子形式。小学4年生以降はデジタル配信となります。
タブレットだけでなく、学校で行われるテストのように紙に書く、記述式の問題に答えるといった学習もサポートし、記述力や表現力を伸ばせるよう工夫しています。
途中でチャレンジタッチに変更できる?
進研ゼミに入会する際に、紙のテキストで学習する「オリジナル」スタイルを選んだけれど、やっぱり「チャレンジタッチ」に変更したい!そんな風に途中で考えが変わる方もいらっしゃるかもしれませんね。
進研ゼミ小学講座では、学年の途中でも「チャレンジタッチ」に(間に合う月号から)変更できます!
具体的には、チャレンジタッチに変更したい月の前月「1日」までに、Webならお客様サポートページ、もしくは電話で変更手続きをおこなう必要があります。(4月号のみ前々月2月25日が締め切りです)
なお、チャレンジタッチに変更する場合には、あらかじめ無線LANが使えるかチェックし、ない場合にはWi-Fiルーターの準備もしておきましょう。
小学講座「チャレンジタッチ」の内容は?
ここでは、学年ごとの学習内容の特徴について紹介します。
チャレンジタッチ1年生
チャレンジタッチ小学1年生では、国語、算数、英語の3教科が受講できます。
初めて小学校での勉強を始める子どもたち。チャレンジタッチでは、ひとりで取り組めるよう、自分から勉強したくなる(勉強する習慣がつく)楽しい工夫がいっぱいの教材です。
ひらがなやカタカナ、漢字、くり上がり・くり下がりのある計算など、小学校の基礎となる学習をムリなく習得し、自信にもつなげていくことができますよ。
またチャレンジタッチなら、英語もプログラミング・思考力も楽しいアプリがあるので、小学1年生から取り組めます。
チャレンジタッチ2年生
小学2年生になると、算数では九九をはじめ単位変換といったつまずきやすい単元、さらに新しくならう漢字の数も160文字に増えるなど、小学1年生に比べて学習内容がぐっとレベルアップします。
タブレットのメインレッスンでは考え方を理解し、アプリでは繰り返し取り組むことで自然に覚えられるようになります。こうしたタブレットでの学習に加えて、チャレンジタッチでは紙の筆記教材も使って習熟度を補完していきます。
さらに、小学3年生から新たに科目として加わる理科や社会につながるテーマに触れていきます。こうした「知的好奇心」を刺激する教材を通して、論理的に考える力を伸ばしていきます。
チャレンジタッチ3年生
小学3年生になると受講科目は国・算・理・社・英となり、受講費も低学年に比べると少し上がります。
学習内容はさらに難しくなっていきますが、コツコツと繰り返し学習するための教材がデジタル・紙教材ともに用意されているので安心です。
チャレンジタッチ4年生
小学4年生になると、周囲のお友達のなかにも学習塾や教室に通うお子さんの話をよく聞くようになるのではないでしょうか。
こうした話を聞くと何かと不安になりがちですが、学習塾や教室の場合は、学習科目が増えるに従い授業料・教材もアップ。さらには通塾回数も増えるなど、年間にかかる費用負担が大きく悩みどころという声も。
チャレンジタッチでは、それほど大きく受講費用が上がることなく、さらに難しくなる学習内容にもしっかりと対応しています。
チャレンジタッチ5年生
小学5年生では、中学入学を見据えてさらに学習内容が難しくなります。
算数・国語・理科・社会の4教科、プラス英語。苦手な単元が出てきても、チャレンジタッチなら、メインレッスンのほかにも、スモールステップで学習できるアプリ、繰り返し取り組めるアプリなど学習内容に合わせた教材が用意されています。
その子の得意・不得意に合わせて、わからないままに先に進まないよう、ひとりひとりの理解をサポートします。
チャレンジタッチ6年生
中学に進学する前のとても大切な時期である小学6年生。
チャレンジタッチならば、小学6年分の総まとめ(ふりかえり)だけでなく、さらに中学を見据えた重要単元を徹底的に分析した内容にも取り組みます。
苦手の芽をなくして、安心して中学へ進学できるよう後押しします。
チャレンジタッチのよくある質問
チャレンジタッチの努力賞やポイントについて
進研ゼミでは、勉強を頑張ったらもらえるポイントをためて、好きなアイテムと交換できる「努力賞」というシステムがあります。
もちろん、チャレンジタッチ小学講座でも集めた「努力賞ポイント」の数に応じて、お子さんの好きな努力賞プレゼントと交換できますよ。
ほしいプレゼントを目指してポイントをためるというのも、学習のモチベーションを上げる一つの手段ですね。
努力賞ポイントのもらい方
努力賞ポイントをもらえるタイミングはこの3つ。- 毎月のメインレッスン完了時
- 赤ペン先生提出時
- 実力診断テスト提出時
完了・提出から3日程度でポイントが付与されますよ。
チャレンジタッチの受講する場合、一部の学年では郵送で課題を提出しますが、3年生以降はチャレンジパッド上で回答して提出ボタンを押すだけと簡単です。
また、提出期限を過ぎた課題でも、努力賞ポイントももらえるので、たまってしまった課題もコツコツ解いてポイントをもらいたいものです。
「チャレンジタッチ」と「チャレンジ(オリジナル)」を両方受講できる?
進研ゼミ小学講座には、
・タブレットを中心に学習する「チャレンジタッチ」
・従来と同じ紙のテキストで勉強する「オリジナル」
2つの学習スタイルがありますが、実は両方を同時に受講できます!
両方を受講する場合の受講料は、単に2講座分の受講料ではなく、一方の授業料を10%ほど割引した金額です。
たとえば小学1年生で両方受講する場合は6,990円となります。
単に2講座分だと7,360円ですが、1講座目はそのまま(月々払いの金額)3680円で、2講座目は3,680円の約10%割引となります。
費用はかかってしまいますが、両方のいいとこどりをするような学び方をするのも成績アップのための一つの方法かもしれませんね。
退会・解約するには?
がんばろう!という気持ちでチャレンジタッチをはじめてみても、実際に受講している間に内容や学習スタイルが合わなくなってくるケースもあるでしょう。
そのような場合も、退会したい月号の前月1日までに連絡すれば、解約に関する手数料など必要なく教材を停止可能です。
例えば9月号から退会したい場合は、8月1日までに連絡すればOKです。
なお、一括払いであらかじめ受講料を支払っている場合には未受講分は返金されますので、その部分について詳しく紹介します。
6カ月分もしくは12カ月分を一括で受講費前払いしていた場合でも、受講していない月の受講料は返金されます。前払いの方法や受講月残数によって、計算方法が異なるのでご注意ください。
▽ケース1:入会・更新から退会時まで5カ月以下の場合▽
返金額=「一括払い額」-(毎月払いの受講費×受講済み月数)
▽ケース2:入会・更新から6~11カ月目まで受講済みの場合▽
返金額=一括払い額-(6カ月分一括払いのひと月あたりの受講費×受講済み月数)
ただし、チャレンジタッチを受講6カ月未満で退会する場合は、別途9,900円支払いが必要です。
チャレンジタッチの口コミ・評判
続いて、チャレンジタッチ小学講座を受講した方のリアルな口コミをチェックしてみましょう。
良い口コミ・評判
小2の息子がやっています。時間設定しておくと「勉強の時間だよ」みたいなアラームが鳴って、それを合図にやっています。
小1女子の母です。勉強だけではなく、いろいろなものが配信されてくるので、本人も楽しそうにやっています。
紙に書くよりタブレットを使った方がうちの子には覚えやすいようでした。
チャレンジタッチでメールを仕事中の母に送ってきてくれるので、とても癒されます。
子どもの学年より1年先取りしてできるのがありがたい。
長年蓄積された学習内容なので、解説や問題の質が高いと思います。
普通の口コミ・評判
塾に行くのを嫌がるのでチャレンジタッチを始めました。少しずつはできているけど、成果が出ているのかがよくわかりません。
間違えた問題をやり直して100点になっているけど、理解しているのか答えを覚えただけなのかわからない時があります。
悪い口コミ・評判
親が関わらなくていいので楽だけど、子どもにまかせすぎたせいで算数で苦手単元ができてしまって焦りました。
家だと強制力がなくてまったく勉強しないので、チャレンジタッチは解約して塾に入れました。
まとめ
以上、チャレンジタッチ小学講座について基本的な部分について紹介しました。
チャレンジタッチの魅力を簡単にまとめると、
・塾や教室に通うよりも教育費用を抑えられること
・タブレット学習ならで理解をサポートする仕掛けや楽しく勉強できる工夫
このほかにもいくつもメリットがあります。
本記事が大切なお子さまの学習教材選びの参考になれば幸いです。