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【タブレット教材導入事例】変わる小学校。タブレット学習による授業効果や教材とは?

投稿日:2019年8月11日 更新日:

タブレット教材

2020年度の英語やプログラミングといった教育改革も目の前。
保護者の方もその必要性やこれからの変化など、多くのメディアで目にしてきたのではないでしょうか。
すでに英語などは先行してスタートしている小学校も多数ありますが、お子さんの通う学校ではどんな感じでしょうか?

ちなみに著者の娘たち(小学1年生と小学5年生)通う学校では、今年度に入ってから「今日は算数でタブレットを使った」「自習のときタブレットで問題といたよ」なんて話を聞く回数がぐんと増え、「タブレット・クラブ」といった新しいクラブ活動ができるほどです。

そうはいっても、普段は私自身も娘たちから学校の様子を聞くだけ。
そのため、授業参観へ行くまでは「タブレットを軽く操作しているだけでは?」と考えていました。
ですが、実際に参観日で授業風景を覗いてみると、タブレットを使用しているだけでなく、小学5年生においては予想よりもその活用範囲が多くびっくりしたほど。

そこでこの記事では、雑誌やテレビなど紹介されているような先進校の様子ではなく、「普通の公立小学校でどのようにICT/タブレット学習を活用しているのか」、我が家の低学年と高学年の具体例を交えながら紹介していきます。

実際の各小学校の取り組みは地域による違いもありますが、どう教育現場変化しつつあるのかという部分をポイントに、小学校に在籍中の保護者の方はもとより、これから小学生になる未就学児の親御さんも一緒にみていきましょう。

小学校におけるICTとは?電子黒板やタブレットを使った相互授業がスタート

小学校におけるタブレット学習

これまでの授業の様子との違い

ICT/タブレット学習とは、単にこれまでの黒板がパソコンやタブレットなどに置きかわったのではなく、タブレットを使ったコミュニケーションの要素を含んだもの。

先生と生徒のやり取りをメインに、

  • 生徒同士で意見や考え方をシェアしやすい
  • 1つのテーマに対し主体的に取り組める

といった部分もあり、タブレットを活用することで、黒板を見ながら教師の話を聞くといった「受け身の授業」ではなく、自分から進んで授業に参加しやすいといった大きな違いがあります。

小学校でのタブレット学習とメリット

ICT/タブレットを小学校に導入することで、以下のようなメリットがあると一般的にいわれています。

  1. 学習に対する生徒の興味・関心を高める
  2. 一人ひとり課題に取り組みやすい
  3. 課題を通し思考や理解を深め、知識の定着を図りやすい

こうした効果のほかにも、生徒と先生の双方向にやり取りができることので、手を挙げて発表する必要がありません。
生徒の回答を電子黒板上に表示する場合でも、匿名で表示できるため、正・誤だけでなく、クラスメートの視線を気にせずに自分の意見・回答できるといった効果も。

こういったことからも、これまで緊張してなかなか答えられない、恥ずかしいなどの理由でなかなか手を挙げて答えられなかったお子さんにもメリットがあります。
わが子もどちらかというとこのタイプのため、「タブレットのほうが落ち着いて答えられる」そんな効果も実感しています。

タブレット学習整備の現状は? 授業中は1人1台

タブレット化に向けた環境整備

出典:文部科学省「 教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度 )」

文部科学省が発行した資料「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」によると、1日1コマ程度は利用できるよう、生徒用のタブレットに関しては3クラスに1クラス分程度整備するという方針があります。
実情としては、予算の関係もあり、残念ながら地域による差もあるようです。

娘たちが通う公立小学校では今年度からタブレットの利用がスタートしましたが、導入されたタブレットは全部で100台ほど。
全校生徒で380人程度なので基準はクリアしており、授業で使用する際には1人1台とスムーズに利用できているようです。

とはいえ、現在は移行期間ということもあり、担任によりタブレットの活用頻度に「ばらつき」があります。
来年度以降は、この状況がどうなるか。
基準が1日1コマとはいえ、各クラスで積極的に利用できるよう導入数を増やしていくのも、今後の課題かなと感じています。

【実例】まなびの変化。小学校でのタブレット教材活用

タブレットが導入される(た)とは言われても、どういった使い方をしているのかと感じるのではないでしょうか。
我が子の通う公立小学校での話となりますが、普通の小学校ではタブレットをどう授業のなかで利用しているか、低学年と高学年それぞれのケースを紹介します。

小学1年生|復習をメインに学活でもタブレットを活用

回数こそ多くはありませんが、小学1年生のクラスでも既にタブレットを使っています。

  • ひらがな
  • たし算
  • ひき算

といった、それぞれ単元の「まとめ学習」として利用しています。

また懇親会で担任より説明があったのですが、学活では運動会のクラステーマや、毎月のクラスの目標を決めるときなど、コミュニケーションツールとしても少しずつ取り組んでいるとのことでした。
小学1年生の1学期の時点でここまで利用していることに、私を含め多くの保護者の方から驚きの声が上がっていましたよ。

小学五年生|予想以上?!いろいろな教科でタブレットを活用中

いっぽうで、高学年である小学5年生の長女に話を聞いてみると、音楽以外の授業でタブレットを利用しているとのこと。
使い方も、小学1年生のように「まとめ」といった限定的な使い方ではなく、課題提出から動画・音声コンテンツを使った学習、発表用の資料作成まで幅広く利用していますよ。

国語・算数 → 取り組みを通して理解を深める

資料配布を含め、これまでのプリント学習の一部をタブレット学習でおこなっています。
先日の参観日でも、出題された課題を一人ひとり取り組み先生に提出。
そして、先生はそこから何人かをピックアップして解説する・・・という流れで授業が進んでいました。

長女の学校では、先生とのやり取りや回答の共有に関しては「ロイロノート・スクール」と呼ばれる学校専用のアプリを利用しているので、手を挙げて発表する必要がなく答えやすくそれぞれの理解を深めるのに役立っています。

理科・社会 → 映像授業+資料作りにも活用

NHKの教育番組をタブレットで配信するなど、動画・音声コンテンツを使った学習も取り入れています。
タブレット上に資料があるため、必要なときに繰り返し確認できるなど、自分のペースで進めることも可能です。

理科では、実験の様子を撮影して結果をまとめたり、社会では発表用のスライドショーを使った発表資料を作成したりと、これまで模造紙を使っていた資料もデジタル化。
このほかにも、社会の授業として地域の特産を学習したときには、自分で調べた内容をもとにCMを作るなど、これまでと違った発表スタイルもおこなっているようです。

実際にそのCMを懇談会で見てきましたが、文字の大きさや装飾など工夫したり、動画を埋め込んだりと、小学5年生でもここまでできるのだと感心させられたほどです。

自習時間には電子ドリルを活用|将来的には宿題・家庭学習にも

電子ドリル

朝自習をはじめとする自習時間には、こちらも学校専用とはなりますが「ドリルパーク」と呼ばれる電子ドリルを活用しています。
ドリルパークは、進研ゼミ・チャレンジタッチといった通信教育会社ベネッセによるアプリです。
国語・算数・理科・社会の4教科、漢字の書き取りをはじめとする基礎的な問題を収録されており、個別に学習できるようになっています。

開発元がベネッセということもあり、操作性などはチャレンジタッチと大きく違わないようです。

  • 自動採点
  • 何度でも繰り返し取り組める
  • 自分のペースで
  • 間違えた問題には解き直しまで

といったデジタル教材のメリットをいかした教材です。

今後は自宅学習にも

娘たちの通う学校では、ドリルパークは学校だけの利用となっていますが、今後は「ドリルパーク放課後版」の導入し家庭学習としても学習できるよう、準備中であると担任より話がありました。今後は、宿題・家庭学習というように利用範囲も広がっていきそうです。

英語→自己紹介の動画撮影や誕生日カードの作成に利用

英語に関しては、実践型の授業が多いことからタブレットを利用した取り組みは多くないとのこと。
英語で自己紹介を練習しているときに、自分の自己紹介の様子を動画撮影し、英語の先生から構成や表現のアドバイスを受けるといった使い方をしたようです。

このほかに、1月から12月までの表記や日付を習った際には、タブレット上でクラスメートにバスデーカードを作成し交換。
より身近に楽しく学ぶという部分にもフォーカスをあてた学習の取り組みにも使われています。

体育・家庭科→動画・映像を取り入れた授業

映像を取り入れた授業

体育では、NHKの教育番組を配信するほか、自分たちの動きを撮影し、問題点をチェックするといった振り返りにもタブレットを活用しています。

家庭科の授業では、玉結びのやり方などを動画で配信。
教科書を読むだけではわかりにくいといった部分を動画・音声コンテンツを使いカバーしています。
手元にいつでも確認できる動画あることで、何度でも繰り返し視聴でき自分のペースで学べるといったメリットは大きいでしょう。

道徳・学活→匿名で意見交換や投票にも活用

「自分の意見を発表する・出し合う」機会が多い授業でもタブレットが大活躍しています
道徳で言えば、テーマに対する自分の考えを発表するとき。
学活であれば、クラスのスローガンや目標をクラス全員で決めるような場合。

タブレットを介することで、これまでよりも発言が簡単となり、主体的に参加しやすいといった傾向になると言えます。
だから、国語算数だけでなく、学活や体育など幅広い教科でタブレットを取り入れた授業が積極的に進められています。

タブレット・クラブが新設

授業だけでなく、クラブ活動にも変化が。
運動系のクラブが減少するなか、プログラミングクラブが新設されました。
いまのところ手探りという状況ですが、ステップ方式でプログラミングを学べる「playgrounds」といったアプリを使って、プログラミングの基礎から取り組んでいるという状況。
高学年限定とはいえ、かなりの人気のクラブのようです。

タブレットの導入と教師のスキルアップが急務

ICT導入など大まかな部分は、教育委員会などが主体となり進められますが、実際の教育現場での取り組みは学校現場の裁量をはじめ、担任によるところが大きいようです。
というのも、娘の担任は、積極的にタブレットを使った学習を進めています。
それに対して、隣のクラスの同級生に話をヒアリングしてみたところ、その子のクラスではタブレットを使うことはほとんどないほどという答えでした。

現時点では、ICTの利用についてはタブレット導入のほかにも、教える側のスキル、「指導力不足」を心配する声も上がっています。
授業においてはカリキュラムを採用するほか、1年をとおして研修会に取り組むなど進めているようですが、どこまで教える側のばらつきをなくすかといった部分は未知数であり、急がなければならない課題の1つです。

タブレットを活かした日々のまなびとソフトの紹介

ここでは、これまで授業の取り組みの中で登場したアプリについて簡単に紹介します。
現在は学校専用というアプリもありますが、その利用範囲は今後も拡大が予想されているため、ソフト名だけでも知っておくだけでも心強いでしょう。

ロイロノート・スクール

ロイロノート・スクール

提供元:LoiLo
個人利用:なし
用途:資料作成・配布・共有をメイン。シンキングツールなどもあり
特徴:小学校から大学ほか塾を含め1000校以上が採用。

論理的思考を支えるベン図など「シンキングツール」も加わり総合教材として幅広い利用も。

ベン図などを使った思考力を鍛える家庭教材
→学びWITHを紹介

ドリルパーク

提供元:ベネッセ
個人利用:なし
用途:4教科のドリル
特徴:自動採点・反復学習による効率的な学びへ

ドリルパークには放課後版もあり、家庭学習用として利用可能な教材です。
著者の子どもたちが通う小学校では、放課後利用にむけ現在準備が進められています。

playgrounds

playgrounds

提供元:iTunes
個人利用:可(iPadのみ)
用途:プログラミング
特徴:無料で利用できるプログラミングの教材。基本からスタートするレッスン形式

プログラミング言語を学ぶアプリのため、授業の中で利用することはありませんが、Swiftと呼ばれるAppleのアプリ開発に欠かせない言語を学べる本格的なプログラミング教材です。
娘の学校では、プログラミングを主体におこなうタブレット・クラブで利用しているアプリで、iPad限定とはなりますがこちらは個人での利用も可能です。

どんどん変わる。小学校の授業のまとめ

公立小学校でのタブレットを使った授業の取り組みについて実例を交えて紹介しました。
一人1台といった使い方は難しいかもしれませんが、遅くとも来年度から確実に授業のスタイルが変わっていきます。

今回紹介したように高学年では家庭科や体育といった教科でもタブレットをつかうなど、予想していたよりも幅広い使い方をしています。
この機会に、ぜひお子さんに学校でのタブレットの取り組みなど聞いてみてはいかがでしょうか。


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